わが家の長男で末っ子の、ユウキ(14歳)は高機能自閉症と7歳の時に小学校の検査で診断されました。その時私は、
『だから他の子とユウキは違うんだ』
と納得し、ホッとしたのを覚えています。私にはユウキの上に娘が二人いますが、同じように育てていてもユウキのしつけで困っていました。
わが家の場合は、周りの人のアドバイスに助けられて幼稚園、小学校、中学となんとか乗り切ってきました。私の体験談の流れを読んで参考になる人がいてくれたら嬉しく思います。
男の子だから言葉が遅いと思っていた
私には3人の子供がます。長女19歳、次女16歳、そしてユウキです。実は長女も話はじめるまで時間がかかりました。他の子達が2歳半ぐらいで簡単な会話ができるのに、長女は3歳まで会話ができませんでした。でも当時は日本語と英語の2ヶ国語だから遅いと考えてました。そのため、ユウキの言葉が遅いのも同じ理由で、プラス男の子だから話すことにあまり興味がないと思っていました。
プレイデート・音楽教室でのユウキ
3歳前のユウキは週2、3回ほど、プレイデート、音楽教室などに2歳上の次女といっしょに参加していました。次女は楽しそうに踊ったり、歌ったり、ほかの子たちと遊ぶのに、ユウキはまるで集団行動に興味がありませんでした。
その時のユウキの行動パターンは:
マイペースで自分の興味のあることだけにしか参加せず、ひとり遊びをしているのが大半
1カ所にジッとぜずに、周りをチョロチョロ、ウロウロ
そのため、
『ユウキ君は将来、社長になるね!』
『ママは大変だよね、』
とママ友から言われてました。私にとって初めての男の子だったため、『男の子だから?』と思っていました。
自宅ではいつもひとり遊び・特定のものに強いこだわりがある
ユウキは3人姉弟の3番目です。ですが、いつも一人でミニカーやブロックで一人遊びをしていました。
また『ミドリ』のものにとてもこだわり、お気に入りのぬいぐるみは『ミドリ』のカエル、パンダ、使うスプーン、コップも『ミドリ』。
そして、靴とくつ下がキライで履かせるのが大変でした。外ではケガをしないように靴を履くことを説明して、ようやく履かせても、5分後には素足になっていました。
Summer Campに参加して言葉の遅れを指摘される
ユウキが3歳になる直前の7月に、プリスクールに入れる前に集団生活に慣れさせるため近所の教会のサマーキャンプに参加させました。そこの先生に指摘されたことがあります。
1 言葉がとても遅い (会話ができない、言える単語も10個以下)
2 こだわりが異常に強く、ほかのカリキュラムに移行するのが難しい
3 手先がとても不器用 (ハサミが使えない、鉛筆を握ってしまう)
なんとなく気になっていたことを、プリスクールの先生に指摘されて息子はほかの子とは違うことがはっきりしました。先生はプレーノ市の福祉課の知り合いに連絡を取ってくれて、ユウキの言葉と精神面の検査をすることになりました。
公式な言葉、社会性の遅れの認定
それから2週間後の8月の初めにプレーノ市の福祉課の女性が二人が自宅までやってきました。検査は息子に話しかけて、反応を見るもの。
- 写真を見せて『この人は誰?』
- 『お姉ちゃんの名前、教えてくれる?』
- ハサミを渡して『この紙をハサミで切ってくれる?』
- クレヨンを見せて『青のクレヨンくれる?』
- 鉛筆を持たせて、『ここにマルかける?』
結果は、言葉、社会性、指先の運動技能性で1歳半から2歳の遅れがあると言われました。そして、プレーノ学区が運営するプレスクールに通いスピーチ・セラピーを始めること薦めれられ、手続きを始めることになりました。
Pearson Preschool @ Plano, TX
さらに2週間後に、ピアーソン・プレスクールでのユウキの入園のための検査し、同じ結果でした。が、3歳という年齢のため病名の判定はされず、今後の成長過程を見てみるということになりました。
入園検査があったのは、学校が始まる1週間前。にもかかわらず、翌週からの登園が決まりました。トイレトレーニングもできていないのに、オムツをつけたままでのユウキのプレスクール生活が始まりました。
Pearson ピアーソンに通わせてよかったこと
ほかのプレスクールとの違い
Planoのプレスクールは、健常者の子供たちとユウキのような障害を抱えた子供たちが同じクラスで学びます。目的は、一緒にいることによって、障害を持つ子供たちが健常者から行動を学ぶようになっています。
おまけの得したこと
おまけとして、次女も同じプレスクールに編入することができました。この時は、Summer Campで行った教会の幼稚園に週2回で月$300の授業料を払って通わせていました。
ユウキの入園手続きの時に次女(4歳)を連れて行くと、校長先生が、
『どうしてこの子は幼稚園に行っていないの?』
と、気にかけてくれてました。すると、校長先生が次女も検査をしてみましょうと一言。言葉の検査をして、もし言葉の遅れがあれば、息子同様にタダて毎日プレスクールに通園することができます。結果は、異常なし。次女はアフファベットも大文字小文字も知っているし、第二外国語話者ではないとの判定でした。
ですが、娘は健常者として息子と一緒に毎日月曜から金曜日(授業料はほぼ一緒)までプレスクールに通うことが決まりました。
Pearson のカリキュラム
朝7時55分から、午後3時までとほかのプレーノのほかの学校と同じ時間帯です。
まとめ
子育てをしていると、先輩ママ、親、親戚からいろいろなアドバイスをもらえる機会があります。ですが、多くの人は発達障害については知らない人が多いのが現実です。
『もしかして』と思うことがあるのなら、市町村の福祉課などに相談してみてください。そこからわが家のケースのように道が開けるます。