[fuki-r]歯並びがキレイだと自信を持って笑顔になれて、第一印象アップにゃ![/fuki-r]
[fuki-l]歯並びがキレイだと、若く見えるだけじゃなく、糖尿病、心臓の病気、早産を防ぐことができるニャン [/fuki-l]
アメリカ人はキレイな歯並び・白い歯がお好き
テキサスで歯科助手になって、もう10年が経ちました。
仕事の影響で、人の歯並びと口内衛生が気になるようになります。歯科衛生士の同僚が時々、
『アメリカに生まれてよかったわ。お金はかかるけど、綺麗な歯をキープするための治療が受けれられるから。』と言うのです。
彼女はホワイトニングをしているので、真っ白な歯です。そして歯科衛生士の彼女は、歯の重要性を知っているから二人の娘さんたちを歯列矯正をさせています。
うちの次女が歯列矯正をした3年前(13歳の夏)です。新学期明けには、クラスの半分は歯列矯正をしていました。12−15歳の歯列矯正は特別なことではありません。

アメリカでは半年ごとの定期検診
アメリカでは歯の定期検診は年に2回。歯科保険を持っていれば、保険会社が予防治療として大半の保険会社が費用を負担してくれます。
残念ながら、日本の定期検診が年に1度だけ。日本はやはり、歯に対する考え方がアメリカとは違います。
アジア人の歯並び・歯の色は?
23歳で当時日本で流行っていた『グローバル化』の言葉にのかって語学留学した私。
28歳の時、アメリカの歯科衛生士さんに言われた言葉が忘れられません。
『あなたアジア人なのに、口内衛生よかったわよ。悪くないわ。』
当時は大学院生で、歯科とは無縁の生活。なぜ褒められたのかもわからず、とりあえず『Thank you!』とだけお礼を言いました。
今なら、理解できます。新患でうちのクリニックやってくるアジア人(中国系とインド系がうちはほとんど)はまず汚い。
歯がお茶やコーヒーで黄ばみ、歯垢、歯石だらけで、口臭あり。
だから、検査後に『Deep Cleaning』と言う歯周病治療になる人が9割ほどです。




アメリカとアジアの常識の違い
私:『1日に歯を何回か磨きますか?フロスは使いますか?』
患者さん:『朝に1回。フロスは使わないです、痛いから』
と言う回答が多く聞かれます。もちろんアメリカ人の患者さんでも口内衛生が悪い人もいますが、でも圧倒的にアジア人の方がはるかに多いのが現実です。
お国によっては歯が痛い時に歯医者にいって治療する、と思っている場合もあります。すると、生まれて初めての歯のクリーニングが40歳過ぎ、50歳過ぎてからと言うこともあります。




歯周病治療は全額カバーされない
上記のような患者さんは、残念ながら『Deep Cleaning』をする必要があります。
Deep Cleaningとは歯周病治療のことです。だから保険では全額カバーされず、個人負担額が発生するケースがほとんどです。(金額は保険のプランによって違ってきます。)
患者さんによっては、
『治療費を払いたくない』
『歯周病診断はお金をかせぐ口実』
と思い込んで、何もせずに帰って行く人もいます。
キレイな笑顔は口内衛生の向上から
新患でくるアジア系の方の中には、アメリカの歯の意識の高さに影響されて来院する人もいます。
今まで歯の定期検診もしたことがないのに、
- 歯列矯正をしたい
- ホワイトニングをしたい
綺麗な歯になりたいと思うのは良いこと。でも、根本的なところから見直す必要があります。
- 歯の定期検診は年2回受診しているか
- 毎日歯磨きを2回しているか、フロスを使用しているか
- 虫歯はないか
- 歯周病・歯肉炎などの問題はないか
この4つを全て『はい』と答えられなければ、どんなに見た目だけを直してもいずれ歯の問題が発生します。
- 定期検診をしない人が歯列矯正を始める → 歯列矯正では4週間ごとの通院が必要、それができずに歯列矯正がいつまでも終わらない
- 毎日の歯のお手入れができない → 歯周病・歯肉炎になりやすく、虫歯にもなりやすい
歯肉炎・歯周病とは?
歯肉炎とは歯周病の第1ステージのこと。歯茎のポケットに細菌が入り込み歯茎がはれ、赤みを帯びた紫になり歯磨きなどで出血します。歯肉炎なら毎日の歯磨きとフロスで健康な歯茎に戻すことは可能です。
第2ステージ以降になると歯周病となり進行を遅らせることはできても、治ることはありません。歯を支える骨と歯茎は徐々に減ります。
最悪の場合、歯がグラグラと動きだし最後には抜歯する結果になります。歯周病は年齢は関係ありません。お手入れができなければ、19歳でも25歳でもなります。




もう、10年前の話です。歯科助手の実習先で、アラブ系の留学生が歯の検診にやってきました。きっと、歯のクリーニングをしたことがないのでしょう。19歳で喫煙歴ありの男性でした。歯科医から言われたのは、歯の全抜歯でした。
歯周病の恐ろしさ
歯周病はSlient Disease (無症状疾患)と言われます。自覚症状は第2ステージ以降にしか出てこない病気です。
歯周病菌は口のなかで唾液と混ざり、血液に混ざって全身にまわって行きます。歯周病は糖尿病、心筋梗塞、動脈硬化、早産・低体重児出産、アルツハイマーとの関連性もあります。




入れ歯もデンタル・インプラントも土台となる顎の骨がなければ、固定することはできません。それに、入れ歯やインプラントを使っている患者さんから、慣れることができずに不満をこぼされます。
特に入れ歯は食事が美味しく無くなります。
デンタル・インプラントも全ての治療を終了するのに、最低でも6ヶ月はかかります。
歯の健康は1日2回の歯ブラシと1回のフロスから
朝晩2回の歯ミガキ、寝る前のフロスで歯の健康は守れます。
口の中がキレイになれば、虫歯も減り口臭も改善されます。
効果的な歯ミガキに必要な時間はたった2分。フロスは1分。それで、高額な治療費を払わずにすみます。
歯の健康が全身を守る
私たちは平等に、乳歯と永久歯の2セットを標準装備しています。残念ながら、サメのように次々と歯が生えてはきません。その歯をどのように(How)、どのぐらい(How Long)維持できるかは自分次第です。
歯周病が第二ステージ以降になると、顎の骨は2度と回復しません。アメリカ人の習慣は、正しい。年2回の定期検診、毎日の朝晩の歯のお手入れで歯の寿命が大きく変わってきます。。歯の健康=全身の健康にもなる。毎日のお口のお手入れを忘れずに!
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